簿記3級に2回落ちた私が気づいた、合格への勉強法【94点で合格】

勉強

はじめに

簿記3級に合格するまでに、私は実は3回の挑戦をしました。
最初の2回は学生時代。あの頃は「ちょっと勉強すれば受かるだろう」と軽く考えてしまい、結果は不合格。正直、簿記に苦手意識を持ったまま社会人になりました。

ところが社会人になり、改めて会計知識の必要性を感じて再挑戦。過去の失敗を糧に勉強法を工夫した結果、3回目の試験で94点を取り、無事合格できました。

この記事では、なぜ学生時代に失敗したのか、どう勉強を見直したのか、そして合格の決め手は何だったのかをまとめます。同じように「簿記3級に挑戦しているけど不安…」という方の参考になれば嬉しいです。


学生時代に2度落ちた理由

仕訳の理解不足

当時はテキストを読んで「なんとなく暗記」していただけで、仕訳の意味を理解できていませんでした。たとえば「売掛金」や「前払費用」など、実務でどう使われるかをイメージできず、ただ言葉を覚えているだけ。結果として応用問題になると手が止まってしまいました。

演習不足で本番慣れできなかった

もう一つの大きな理由は、演習量が圧倒的に足りなかったことです。試験時間は60分しかないのに、模試形式で時間を計って解いたことがほとんどなく、当日知らない問題形式で焦って解けませんでした。知識はあっても「試験対策」になっていなかったのです。

学生時代ならではの甘さ

正直に言えば、モチベーションも足りませんでした。将来に直結するイメージがなかったため、「合格できたらラッキー」くらいの気持ちで受けていたのです。これが最大の敗因でした。


社会人になって再挑戦を決意した理由

社会人になり、経理・会計の知識がある人のほうが仕事の幅が広がると実感しました。特に最近取引先とのパートナー戦略を考える立場になり数字を扱う場面が増え、「簿記がわかればもっと理解できるのに」と悔しい思いをしたことが、再挑戦のきっかけです。

「学生時代のリベンジを果たしたい」という気持ちと、「仕事に役立てたい」という実利的な理由。この2つが合わさって、再び簿記3級にチャレンジしました。


合格につながった勉強法

スキマ時間で仕訳を徹底

スマホアプリ「パブロフ簿記3級」を使って、毎日スキマ時間に仕訳練習をしました。
通勤時間など1日5分でも続けることで、「借方・貸方どっちだっけ?」という迷いが減り、仕訳が自然と手に馴染んでいきました。

問題集で14回分の模試演習

TACの『スッキリわかる本試験予想問題集』を使って、本番形式で解きまくりました。全部で14回分あるので、少なくとも10回以上は時間を計って実施。これで本番60分の感覚を体に叩き込めたのが大きかったです。

苦手な決算処理を重点復習

学生時代に一番苦手だったのが「決算仕訳」でした。減価償却や見越・繰延処理など、抽象的で理解しづらい分野です。ここを徹底的に潰したことで、得点源に変えることができました。


3回目の試験、本番での手応え

迎えた3回目の試験。これまでのような焦りはなく、「模試で何度もやったから大丈夫」という自信を持って臨めました。

結果は 94点合格。70点が合格ラインなので、余裕を持って突破できました。
不合格続きだった過去を思い出し、結果を見た瞬間は本当に嬉しかったです。


学んだこと・気づいたこと

  • 簿記3級は「理解」と「演習」の両輪が必要
  • 本番形式での実践演習を10回以上やる
  • 苦手分野を避けずに克服することが合格への近道
  • 継続すれば必ず点数は伸びる

「簿記はセンスじゃなく、やり方次第で誰でも合格できる」ことを身をもって体験しました。


これから簿記3級を受ける方へ

もし「過去に落ちた」「仕訳が苦手で不安」という方がいたら、大丈夫です。私も2度落ちていますが、工夫次第で合格できます。

  • 仕訳はアプリでスキマ時間に繰り返す
  • 模試形式で10回以上は演習する
  • 苦手を残さず1つずつ潰す

この3つを徹底すれば、必ず合格に近づけると思います。


おわりに

学生時代は甘い気持ちで挑んで落ちてしまった簿記3級。社会人になってから再挑戦し、ようやく合格できました。
合格できたことで自信がつき、次は簿記2級にも挑戦する予定です。

簿記3級は「努力すれば必ず報われる試験」。もし同じように悩んでいる方がいたら、諦めずに続けてほしいです。

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